情報を今よりも多く速く送るには


このページのポイント

このページでは、無線通信によって送りたい情報を今よりも大量に、速く送る方法の1つとして考えられることを紹介しています。

現在の需要、ニーズ

皆さんは、ネットを使っていて、「遅いなぁ」「もっと多く情報を送れたらなぁ」と思うことはありませんか。
現在、無線通信において社会的に発展が求められていることとして、
①「送信できる情報を多くする」
②「情報を送信するスピードを速くする」
③「コストを安くする」
ということが求められています。
そして、これらの問題は、可視光で通信を行うことによって、今よりもよい環境が実現できるかもしれないのです。

電波を可視光に

今電波で行っていることを可視光に変えて通信を行えば、上記の①、②、③の問題はすべて解決へと近づきます。
まず、①「送信できる情報を多くする」についてです。
前に学習した通り、可視光、つまり光は電波よりも周波数が高いです。周波数が高い、つまり1秒間に振動する回数が多いということは、それだけ波が上下にたくさん振れるということです。ということは、それだけ「上」と「下」、つまり「0」と「1」という情報がたくさん送れるので、結果としてたくさんの情報が送れます。
次に、②「情報を送信するスピードを速くする」についてです。
光というものは電波よりも波長多重通信、つまりいろいろな波長の波を同時に発信する(混ぜて送信する)ということが簡単にできるのです。
光はプリズムを通すと波長の違う波(わかりやすく言うと)が分けられることはご存知の方もいると思いますが、その逆みたいなものです。このおかげで、一気に大量の情報が送れるのです。
最後に、③「コストを安くする」についてです。電波通信を行おうとすると、ルーターなどの情報を発信する機械が必要ですが、可視光通信の場合、蛍光灯などのLEDライト自体がルーターの代わりになるので、発信源であるルーターを設置する必要がなくなり、コストが安くなるのです。
以上の理由から、可視光通信が実現できれば今よりも良い環境が実現できるかもしれないということを私たちは言いたいのです。